個人開発で「稼げる」系記事の中身|本当に参考になる記事5選

AIを使って簡単に稼げている人を、Xやnoteで毎日見かける。

  • 「AIで作ったアプリが月100万円」
  • 「noteをAIで量産して月10万円」
  • 「個人開発で会社員の給料を超えた」

「とうとう私も不労所得者か……」とワクワクしながら記事を読み漁った。 しかし、読んでいるうちにある疑問を持った。

具体的な数字がなくね?

「AIで作ったアプリや記事で月100万円」「副業で月30万円」——こういう数字は頻繁に出てくる。

ところが読み進めても、次のような情報がほとんど出てこない。

  • 月間アクセス数
  • 記事数
  • コンバージョン率(見に来た人のうち、実際に買った人の割合)
  • 商品単価
  • 購入者数
  • 継続率
  • 開発期間

「AIで作ったアプリで月100万円」と書かれていても、ユーザーは何人なのか、何本作って当たったのか、広告費はいくらか、何か月かかったのかが書かれていない。つまり、再現性がないのである。

そこで「稼げる」系記事で有用な記事がないか調べた

調べると、こういった「稼げる系」記事は大きく3つのパターンがあることが分かった。参考になる順に紹介していく

有用度大:自分の実績を実直に書いてある記事

稼げる系の記事の中で最も目を通す価値があるのは、自分の実績を実直に書いてある記事だと筆者は考える。 こういった記事は読んだ瞬間のインパクトは弱いが、自分で同じことを試すことができ、試したときの指標となってくれるからだ。

有用度中:成功者を紹介して終わる記事

次点で「◯◯さんは成功しました」で終わる記事。本人の実体験ではないため具体性にかけ、参考にならないことが多いが、成功例を知ることができ夢がある。

本当に知りたいのは、なぜ成功したのか、競合は何人いたのか、成功する確率はどの程度かのほうだ。成功者が1人いることと、自分が成功できることは全く別の問題である。

有用度なし:数字が大きいが根拠の提示がない記事

悲しいが、稼げる系の記事の大半はここに分類される。 こうした記事には、次のような傾向がある。

  • 引用元が存在しない
  • 元記事が削除済み
  • 不必要な煽り文
  • 海外記事の孫引き
  • AIが生成したような文章

では、なぜこういう書き方になるのか。考えられるのは次の3つだ。

  • クリックされるため:「失敗しました」より「1人で月300万円」のほうが圧倒的にクリックされる。広告で稼ぐサイトが、読まれた回数をそのまま売上にしているケース。
  • 自分の商品を売るため:記事の最後に有料note・オンラインサロン・スクールの申込を配置し、誘導するケース。
  • 承認欲求のため:承認欲求を満たすため実態よりも誇張して書いているケース。

一応具体例を載せておく。

結論

個人開発で「稼げる」系の記事を読み漁ると、中身は3つに分かれた。

  • 有用度大:売れた冊数やダウンロード数まで、実績を実直に書いている記事
  • 有用度中:成功者を紹介するだけで、なぜ成功したのかを確かめられない記事
  • 有用度なし:「1人で月300万円」のような読者を惹きつける大きな数字を並べるが、根拠を示さない記事

個人開発で本当に稼げるのかを知りたいなら、まず有用度大で紹介したような個人が体験したことをまとめている記事を読むことをお勧めする。500円の本が5冊、4年半続けたアプリで月1万円に届かない——派手さは無いが、自分が作ったときにどうなるかを一番正直に教えてくれるのは、こういう記事だ。


実際に市場を数えた結果は、個人開発は今から稼げるのか、11市場を実測したと、マーケットプレイス5つのAPIで数えた記事にまとめている。