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【個人開発】収益化、スケーリングできるWebアプリの格安構成(お名前.com+Firebase)|実費からアクセス数まで全公開
投稿日: 2026年6月30日(2026年9月28日更新)
対象読者: 作成したWebアプリ公開したい個人開発者
はじめに
私は個人開発でWEBアプリおよび技術記事を1つのドメイン(kabe-tech.com)にまとめて公開しています。
様々なサービスがある中、ベストな構成を選定するのは簡単なことではありません。 個人的にはベストな選択を長時間かけて探すよりも、まず行動してみて知見を得ることが重要だと思っています。
この記事では、私が選択した構成と実際にかかっている金額を紹介します。 これからWEBアプリで収益化を目指している方の参考になれば幸いです。
使っているサービスと役割
kabe-tech.comでは、WEBアプリの公開・収益化・アクセス解析に次の10のサービスを使っています。
| 役割 | サービス | 費用 |
|---|---|---|
| WEBアプリの公開 | ||
| ドメイン・DNS | ドメイン・DNS | 1,778円/年 |
| 配信 | 配信 | 約150円/月※ |
| データ保存 | データ保存 | 無料枠内 |
| ログイン | ログイン | 無料枠内 |
| ソース管理 | ソース管理 | 無料 |
| 収益化 | ||
| 広告 | 広告 | 無料 |
| アフィリエイト | アフィリエイト | 無料 |
| 決済 | 決済 | 手数料のみ |
| アクセス解析 | ||
| 閲覧数・流入元 | 閲覧数・流入元 | 無料 |
| Google検索での表示 | Google検索での表示 | 無料 |
※Firebase Hostingは転送量が月10GBまで無料です。kabe-tech.comでは、1回開くと約14.7MBを転送するUnity製のWebアプリ(PoseMirror)を配っているため無料枠を超え、その分を払っています。HTMLとJavaScriptで作った一般的なWebアプリなら無料枠に収まります。
サービス解説と選定理由
選定基準
私はWEBアプリを公開するにあたって、次の点を重視してサービスを選んでいます。
- ランニングコストを限りなく0円にする
- 無料プランのまま、広告や課金を載せられる(商用利用できる)
- 知名度が高く、日本語の情報が充実している
- アクセスが増えても、同じサービスのまま有料プランに切り替えて続けられる
結果として、Googleのサービスを中心にした構成になりました。Googleのサービスで統一できているおかげもあり、サービス間の連携で大きなトラブルを起こさずに今まで運用できています。
ドメイン・DNS(お名前.com)
ドメインとは、Webサイトの住所にあたる名前のことであり、私のサイトだとkabe-tech.comにあたる部分です。 DNSは、そのドメイン名を実際のサーバーの場所に変換する仕組みです。
私は、お名前.com
でドメインを買っています。お名前.comではDNSの機能も担ってくれます。
お名前.comにしたのは、国内のサービスで管理画面もサポートも日本語だからです。 料金は初年度0円、2年目からの更新料は1,778円/年です。
ちなみに、自分のドメインがなくともGitHub Pagesを利用すれば無料でWebアプリを公開できます。
しかしながら、その場合は ユーザー名.github.io のようなGitHubのドメインで公開することになり、独自ドメインでは運用できません。
独自ドメインでない場合、以下のデメリットがあります。
- Google AdSenseの審査に申し込むことはできない
- ホスティングを乗り換えるとURLが変わる。 検索順位や被リンク、ブックマークを新しいURLへ引き継げません
- 独自ドメインのメールアドレスを作れない。
contact@kabe-tech.comのような問い合わせ用アドレスを作れません
Tips:Google AdSense とは
サイトに広告枠を置き、広告の表示やクリックに応じてGoogleから報酬を受け取れるサービスです。広告を載せるにはサイトごとの審査に通る必要があります。
AdSenseはサイトをドメイン単位で登録します。github.io や Firebase の web.app は他人が所有するドメインの一部なので、自分のサイトとして登録できません(AdSenseのコミュニティにも「github.ioのサブドメインを追加できない」という相談があります)。
年2000円なので、どうしても無料にこだわりたい方以外は、自分のサイトを育てるという意味でもドメインを取得することをお勧めします。
ホスティング(Firebase Hosting)
ホスティング(配信)とは、HTMLや画像などのファイルを置いておき、アクセスした人のブラウザへ送り届けるサービスです。
私は、Googleが提供するホスティングサービスである Firebase Hosting を利用しています。
ほかのホスティングサービスと比べて、Firebase Hostingを選んだ理由は次の4つです。
- WEBアプリで必要な機能の連携が簡単。 Firestore(データ保存)やAuthentication(認証)などGoogleが提供するWEBアプリで必要な機能の連携が簡単です。
- 無料プランのまま広告や課金を載せられる。 例えば、Vercelの無料プラン(Hobby)は、AdSenseの広告を含む商用利用を禁止しています(Vercel Fair Use Guidelines)。その他にも、GitHub Pagesも、オンラインビジネスやSaaSを動かす無料ホスティングとして使うことは想定していないと明記しています(GitHub Pages の制限)
- 非公開リポジトリのままデプロイできる。 非公開リポジトリでGitHub Pagesを使うには、有料プラン(GitHub Pro)が必要です
- レスポンスヘッダーを自分で設定できる。 UnityのアプリをWEBで組み込む際に成果物に圧縮をかけるのが一般的です。その際に、ホスティングにも圧縮方式を記載する必要があるのですが、Firebase Hostingなら
firebase.jsonに書くだけで済み簡単です。
料金は、無料のSparkプランで保存容量10GB・転送量10GB/月まで0円です。超えた分は従量課金のBlazeプランで、保存が1GBあたり0.026ドル、転送が1GBあたり0.15ドルかかります(Firebase Hosting の使用量と料金)。kabe-tech.comではWebアプリにUnityを使用していて、その転送量が重いため、約150円/月を払っています。
今後アクセス数が増え、月額使用料が増える場合、Cloudflareへの移行を検討する余地があると思っています。
データ保存(Cloud Firestore)
RDBのようなデータベースや、ファイルを保存するツールとして、Cloud Firestoreを利用しています。 Cloud FirestoreはFirebaseのデータベースで、サーバーを用意せずにブラウザから直接読み書きできます。
具体的にkabe-tech.comでは、PoseMirrorの有料プランの契約状態と、SkeletonCheckの診断記録の数値データを保存しています。
配信と同じFirebaseのプロジェクトで完結し、無料枠(保存1GiB・読み取り5万回/日)の中に十分収まるため選びました。
ログイン(Firebase Authentication)
ログイン機能は、パスワードの保存や本人確認など、自分で作ると事故が起きやすい部分です。 Firebase Authenticationを使うと、GoogleアカウントなどでのログインをFirebaseに任せられます。
kabe-tech.comでは、PoseMirrorの有料プランを使う人の本人確認にGoogleログインだけを使っています。 パスワードを自分で管理せずに済み、月間アクティブユーザー5万人までは無料です。
アクセス解析(GA4・Search Console)
Google Analytics 4(GA4)は、どのページが何回見られたか、訪問者がどこから来たかを集計するツールです。 次の画面は、kabe-tech.comの直近4週間(2026年8月30日〜9月26日)のページ別の表示回数です。 お絵描き審アプリであるPoseMirrorと骨格診断アプリのSkeletonCheckのページが上位を占めていることが読み取れます。
Search Consoleは、Google検索でどんな語句で表示・クリックされたか、ページが検索に登録されているかを確認するツールです。 直近28日間のGoogle検索からの流入は、表示回数1.6万回に対してクリック数1,060回でした。 自分の成果物がどれだけ反応してもらえているか知れることはモチベーションの維持につながります。
ソース管理(GitHub)
GitHubは、ソースコードの変更履歴を保存しておくサービスです。 間違えて消したファイルや、壊れる前の状態をいつでも取り戻せます。
非公開のリポジトリも無料で作れるので、公開していない下書きや設定ファイルも含めて管理しています。
広告(Google AdSense)
Google AdSenseは、サイトに広告を表示して、表示やクリックに応じて収益を得るサービスです。 広告を載せるには、サイトごとにGoogleの審査を通る必要があります。
最も一般的な広告サービスなので、kabe-tech.comの広告もAdSenseを前提に組んでいます。
アフィリエイト(A8.net)
アフィリエイトは、紹介した商品やサービスが売れたときに報酬を受け取る仕組みです。 A8.netは国内最大級のアフィリエイトサービスで、登録は無料です。
決済(Stripe)
Stripeは、クレジットカードなどの決済を自分のサイトに組み込むサービスです。 カード番号の入力画面はStripe側が用意するので、自分のサーバーでカード情報を扱わずに済みます。
PoseMirrorの有料プラン(月額課金)に使っています。 初期費用や月額費用はかからず、手数料は国内カードで決済額の3.6%、月額課金の管理(Stripe Billing)に0.7%です(Stripe の料金)。 売れた分だけ払えばよいので、売上がまだ無い段階でも赤字になりません。
最後に
WEBアプリを公開するなら、今回ご紹介した構成でまず初めてみるのはいかがでしょうか。 一人でも多くの個人開発者の背中を押せればと思いこの記事を書きました。共に頑張っていきましょう。
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