【検証】PoseMirrorのAIポーズ解析精度を試した
投稿日: 2026年5月4日(2026年10月5日更新)
対象読者: イラストや漫画を描いている方
この記事はこんな方向け:
- 描きたいアングルの資料写真が見つからず、3Dで角度を変えて確認したい方
- AIポーズ解析を使う前に、どこまで実用になるか見極めたい方
- どんな写真だと検出に失敗するのか、先に知っておきたい方
検証結果の要約
全身がはっきり写った写真なら、片足立ちのような難しいポーズでも、写真に近い形で3D人形に付きました。2026年5月に検出できなかった2枚のうち、複数人が重なったマラソンの写真は、10月の版では取れるようになっています。遠景で人が点のように小さい写真は、今も検出できません。アニメ調のイラストも、5枚中3枚は検出できました。
はじめに
イラストや漫画を描いていると、「このポーズを別の角度から見たい」「後ろ姿がどうなっているか分からない」という場面が来ます。資料写真を探しても、描きたいアングルと一致することはまれで、自分で撮るのは手間がかかります。
PoseMirror は、写真1枚からポーズを読み取って3D人形に付けるブラウザのツールです。この記事では、成功しそうな写真と失敗しそうな写真を実際に通し、どこまで使えるかを確かめました。最初の検証は2026年5月で、10月に予備の検出を足した版で失敗例を試し直しています。
テスト1:サンプルのヨガポーズ
体を大きく傾けながら片腕を高く上げたヨガのポーズです(PoseMirror のサンプル画像)。
| 元写真(骨格検出後) | 3Dモデルへの反映結果 |
|---|---|
|
|
腕、肩、腰、脚の線が、元の写真に近い形で3D人形に付きました。人形は回せるので、写真には写っていない斜め後ろや真上からの見え方も確かめられます。
テスト2:片足立ちのバランスポーズ
片足を後ろに高く上げ、片腕を前に伸ばすポーズです。左右の手足が前後に大きく分かれているので、テスト1より難しい写真です。(写真:Unsplash / Unsplash License)
| 元写真(骨格検出後) | 3Dモデルへの反映結果 |
|---|---|
|
|
片足立ちでも、全身の輪郭がはっきり写っていれば崩れずに付きました。
テスト3:5月に検出できなかった写真
遠景で人が小さい写真は、今も検出できない
山の風景の中で、岩の上に人が小さく写っている写真です。(写真:Unsplash / Unsplash License)
| 入力写真 | 検出結果(2026年5月) |
|---|---|
|
|
人は画面の中でほぼ点の大きさで、5月も10月も検出できませんでした。資料に使うなら、人が大きく写った写真を選んでください。
複数人が重なった写真は、10月の版で取れた
ランナーが密集し、体が重なり合っている写真です。(写真:Unsplash / Unsplash License)
| 2026年5月 | 2026年10月 |
|---|---|
|
|
5月は検出できませんでしたが、10月の版では中央のランナー1人の骨格が取れました。PoseMirror は、MediaPipe が人を見つけられなかったときに、別のモデル(MoveNet)で人の位置を探し直すようになったからです。複数人が写っていても、骨格を取るのは1人だけです。
10月に追加で試した写真
5月の記事では「上半身だけの写真は下半身が初期の姿勢になる」「イラストは検出できない」と書いていましたが、どちらも試してはいませんでした。10月に試した結果は次のとおりです。
| 写真の種類 | 試した枚数 | 検出できた枚数 | 結果 |
|---|---|---|---|
| アニメ調のイラスト(全身) | 5 | 3 | 取れた3枚は、体の線に沿った骨格になった |
| 上半身だけの写真 | 3 | 2 | 写っていない脚は位置が推測になり、縮こまった形になった |
イラストは、全身が描かれていて人の体型に近いものなら取れることがあります。上半身だけの写真では、写っていない脚の形が当てにならないので、脚は人形の関節を手で直す前提で使ってください。
今の対応状況
| 写真 | 結果 |
|---|---|
| 全身が大きく写った写真 | 取れる。難しいポーズでも写真に近い |
| 複数人が重なっている写真 | 1人だけ取れることがある |
| アニメ調の全身イラスト | 取れることがある(5枚中3枚) |
| 上半身だけの写真 | 上半身は取れる。写っていない脚は推測 |
| 遠景で人が点のように小さい写真 | 取れない |
| 指の曲げ伸ばし | 反映しない(手の向きは反映する) |
作ったポーズの保存
解析したり手で直したりしたポーズは、「☆ お気に入り」でこの端末の中に保存できます。無料では1体、PRO では100体まで保存できます。
まとめ
人が大きく写った写真なら、片足立ちのような難しいポーズでも、そのまま3Dの資料になります。5月に失敗した重なり合う写真は、10月の版では取れました。一方で、遠景の写真のように取れない写真もまだあるので、うまくいかないときは、人が大きく写った別の写真を試してください。
実際に動かして試してみたい方は、PoseMirror を使ってみてください。
関連記事:
- 3Dモデルを動かせる無料サイト9選:他ツールとの比較
- 【PoseMirror】3ステップで使える操作ガイド:使い方の詳細
- MediaPipe Pose 33ランドマーク完全ガイド:写真120枚で測った検出の傾向
